午前中、グランドの調律をしてもらいました

ここ数回、調律をお願いしているOさん
(一般の方なのでイニシャルにしときます)
なかなか天然のいいキャラの持ち主であります
ご本人は至って普通のつもりみたいですが
しかし、腕はいい
今日も開始早々
「ダンパーの調整したほうがいいかも、、ブツブツ、、」
てな事で、鍵盤部を取り外しにかかる O 氏

こうして見ると、ピアノって本当に木で出来てんのよねー、と感心
規則的に並んだ鍵盤&機構が美しい。。
んでもって
鍵盤無いとこんな感じ なかなか珍しいでしょ

この後、小一時間、潤滑剤とドライヤーを駆使して
何やら手術的な事をしてもらって
再び鍵盤部をはめ込み

ようやく本格的な調律開始
ん?この写真、どっかで見た
作業中、何度か僕が試奏して微調整していくんだけど
しかし、今日は、4回も弾かされる 何か多くないですか?
とか思ってたら
「、、うーん、、今日は、駄目だ、あの、、すごく調子が悪いです」
おーーーい
いやいや、概ね良い感じですよ
そうですね、ここからここと、 あと、ここの倍音の感じを、、云々
大丈夫です きっとうまく行きますよ
なんて、何故か僕が励ましながらの作業
「さすがに、、いい耳をしていらっしゃいますね、、、
皆川さんみたいな、、プロの演奏家の方の調律は、、
もっと、、腕の立つ方が良いかもです、、
僕の師匠の××さんはどうでしょう、、?
今度、、協会の理事に、、なられて、、」
こんな調子で、一時は本当に不安になるも
結果、いい感じなんだよなぁ
完成

そしてまた確かめで弾くんだけど
何故か
彼のリクエストで
M1
何かジャズ的なもの (実際弾いたのはニューオリンズ的なものだったけど)
M2
YMO 『perspective』 (かなりマニアックな選曲、そして唄いだす O 氏)
とどめのM3
ZARD 『負けないで』
と、3曲も弾かされる
ま、喜んでもらえたなら(そして強く生きてくれるなら)
それでいいんだけど
なかなかナゾな人だ でもオモロいからまた呼んじゃうんだよね